2019.01.01

おせちにあきたらなんでしょう?

皆様、明けましておめでとうございます。

楽しくお正月を過ごされましたでしょうか。

私はお正月は毎年海外で過ごします、という方はちょっと席を外していただいて、ごくフツーのお正月の数日間を想像してみましょう。

家族、親せきが顔を合わせて、仲良くお酒を飲んだりしてゆっくりと過ごす。暖かい格好で初詣に行ったりね。

 

さて、そんなお正月と言えば、何といっても中心にあるのは「おせち料理」。個人的にちょっとわからないのですが、昨今、おせち料理を自宅で作るというご家庭はどの位あるんでしょう。

デパートや、お取り寄せで、とても美味しそうで凝ったお料理が詰まっているおせち料理を利用されるご家庭も多いような気もします。

 

さて、いつものことながら、ハナシがいきなり角度を変えます。

 

「おせちに飽きたらカレーよね」といったカレーの名作広告コピーがありますが、カレーはともかく、「おせち料理は飽きる」というのは現実じゃないか、お雑煮だって1回食べれば満足じゃないか?と思うのです、あ、当然個人差はあると思うんですが。

 

そんな時、唐突に、そして無性に食べたくなるモノって人それぞれ何かとあると思うんですね。

何の脈絡もなく、たまらなくアレが食べたい、アタマの中は、もうソレでいっぱい!みたいなね。

別におせちに飽きたというタイミングばかりではなく、日常生活の中でも時々そういった症状は現れます。

ヒトそれぞれのその時の思考、嗜好、記憶、お財布の中身、健康状態等々、いろんな条件から導き出される「今、とにかくアレが食べたい」という状態。

 

藤間 久子『Slowly』

ちなみに僕は最近、なぜか、どうしようもなく「お好み焼き」で頭の中がいっぱいになっていました。

香ばしく焦げるソースをまとった熱々のお好み焼きと冷たーいビール。

じゃ、とっととお好み焼き食べりゃいいだろ、と思うのですが、お好み焼きはけっこうハードルが高いんです。

 

僕はなぜか「お好み焼きとおでんは家で食べるもんではない」というヘンな先入観がありまして、というコトは食べに出かけなきゃいけない。でも、お好み焼きってけっこう重くて、一枚を一人じゃ食べきれない、じゃ何人かでお店に行って何種類かを頼んで、ということは友人に声をかけ、待ち合わせの日時を決め・・・・・と、大げさなコトになるんですね、お好み焼きのためにね。

 

で、そのうちに忘れる、と。

あ、おせち料理は飽きる、ということからお好み焼きに軸足をもっていかれそうになりました。アブナイ。

 

お正月に、飽き飽きするモノのもう一つの代表が「晴れ着で着飾った芸能人の人達が楽しそうに騒ぐお正月特番関係」があります、あくまでも僕個人の感覚ですよ。

 

僕はスポーツ観戦に全くと言っていいほど興味が無いのですが、お正月スペシャルバラエティー番組で胸やけしている時の「箱根駅伝」に毎年救われます。普段は全く興味が無いクセに、レース展開などを楽しむ「なんちゃって駅伝通」になり、自分の見知った街や道が画面に映るとすごく楽しかったして。タスキを繋ぐことができずに泣き崩れる選手を見て、勝手に、しかも異常に感情移入して号泣したりしてね。

 

この原稿を書いているのは天気のいい11月の末です。次のお正月も、きっとすごいスピードでやって来ることでしょう。毎月、毎年、こんな散漫なエッセイにお付き合いくださり、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

エッセイスト 北園 修

Photo:藤間 久子『Slowly』

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