東日本大震災で、横浜は震度4から5の強い揺れが2分以上続きました。道路を歩いている人のほとんどが揺れを感じ、恐怖を覚え、場所によっては物につかまらないと歩くことが難しいほど、行動に支障を感じたはずです。しかも、歩道に窓ガラスが割れて落ち、ブロック塀が崩れた所もありました。
室内の場合には、電灯などつり下げた物は激しく揺れ、棚にある食器類や書棚の本が落ち、固定していない家具が移動し、不安定な置き方をしていた置物などは倒れてしまいました。
首都直下地震では、横浜も東日本大震災以上に強い震度に襲われることが想定されています。家具類が転倒して下敷きになったり、窓ガラスの破片など落下物が頭を直撃したりするなど、大きな怪我を負ったり、場合によっては命を落とすこともあります。
強い揺れの地震が発生した時には、すぐに物が落ちてこない、倒れてこない、移動しないような頑丈なテーブルや机の下に避難して、まず自分自身と家族の命を守ることを最優先にして行動することが大事です。これを是非とも実践して欲しいものです。
広報委員・NPO法人日本防災環境 山田一廣