自然災害が多発しています。この10年程だけでも2011年3月の東日本大震災、2016年4月には熊本地震、2018年6月の大阪府北部地震、7月に西日本豪雨、そして9月には北海道胆振東部地震が起きています。また、昨年はいくつもの大型台風が日本列島を襲いました。
さらに、マグニチュード7クラスの首都直下地震と東日本大震災と同じ規模の南海トラフ巨大地震が、この30年の間に7割から8割の確率で発生するとされています。特に、首都直下地震は、震源が東京湾の北部とされ、首都圏に住む私たちの生活に逼迫しています。
こうした状況から、地震は私たちの生活のなかで、決して避けては通れない課題となりました。これまでに起きた大規模地震の事実を冷静に受け止め、その教訓を生かし、防災・減災に取り組まなければなりません。
そのためにはどうしたら良いのか、次号から具体的な例とともに紹介させていただきます。しばらくお付き合いいただけたら幸いです。宜しくお願いいたします。
広報委員・NPO法人日本防災環境 山田一廣